知識労働者日記ASSUME版

P.ドラッカーによれば、ポスト資本主義社会つまりネクストソサエティは知識社会である。
そこで活躍するのが知識労働者(専門知識をもったテクノロジスト)である。
われわれは既にそんな社会に突入している。
生命保険会社と生命保険業界について語ってみたい。

生命保険、医療保険、がん保険、団体信用保険の引受査定と
保険金、給付金の支払査定に関する危険選択が主たるテーマである。
その他、日々に思いついたことを書き留める。

OCNブログ人の終了により、記事をこちらへ移転します。

面白くて一気に読み終えた。人類がアフリカで生まれて世界中に広がったように、現在の新興感染症の多くも、アフリカ大陸の密林から始まり全世界に拡散しているのは事実のようである。感染症の歴史は、人類史とパラレルにあるというわけだ。さらに難問は、広がって行く過程でウイルスは大きく変化していく。一部は人のDNAに組み込まれたウイルス遺伝子もある。中には感染力を大きく増幅させるウイルスが生まれる。観光立国を目指している日本では、世界中から観光客を迎え入れている。感染爆発がいつ起こっても可笑しくない状況である。自己防衛のために一読をお勧めする。

【目次】
まえがき――「幸運な先祖」の子孫たち

序 章 エボラ出血熱とデング熱――突発的流行の衝撃
1.最強の感染症=エボラ出血熱との新たな戦い
2.都心から流行がはじまったデング熱

第一部 二〇万年の地球環境史と感染症

第一章 人類と病気の果てしない軍拡競争史
第二章 環境変化が招いた感染症
第三章 人類の移動と病気の拡散

第二部 人類と共存するウイルスと細菌

第四章 ピロリ菌は敵か味方か――胃ガンの原因をめぐって
第五章 寄生虫が人を操る?――猫とトキソプラズマ原虫
第六章 性交渉とウイルスの関係――セックスがガンの原因になる?
第七章 八種類あるヘルペスウイルス――感染者は世界で一億人
第八章 世界で増殖するインフルエンザ――過密社会に適応したウイルス
第九章 エイズ感染は一〇〇年前から――増えつづける日本での患者数

第三部 日本列島史と感染症の現状

第十章 ハシカを侮る後進国・日本
第十一章 風疹の流行を止められない日本
第十二章 縄文人が持ち込んだ成人T細胞白血病
第十三章 弥生人が持ち込んだ結核

終 章 今後、感染症との激戦が予想される地域は?

あとがき――病気の環境史への挑戦





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田舎町に生まれ育った私にとって英語は話すものではなく、読むための手段であった。というのも外国人には会うことはないからだ。高校生時代には、交換留学制度でオーストラリア人の高校生が1年間在籍していたが、彼とも話す機会が頻繁にあったわけでもない。

インターネットもない時代で、英語に接するのは映画や書籍ぐらいなものである。英語のペーパーバックが日本の小説を読むようにスラスラと読めるようになれたらいいなと思っていた。

いつから村上春樹を読み始めたのかははっきり覚えていない。もともと翻訳が好きな私は彼に憧れていた。村上氏の作品には賛否両論があるようで、物語に脈略がない、簡単に人が死ぬ、意味不明なセックスなどいろいろ言われている。確かに従来の日本文学作品群から見たら一貫性もないのかもしれないが、われわれの生活でバックグラウンドに流れる音楽を読んでいると思えば彼の作品を楽しんで読めるのではないだろうか。

村上春樹氏は「日本文学には残念ながら僕が求めているものはなかった」ということをかつてどこかに書いていました。村上氏の作品の根底には、日本にはない世界があり、それは彼の翻訳作業という地道な訓練から生まれてきたという仮説を私は考えている。ワタナベ君の青春は、私にとって遠い昔の物語と思う。






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人は必ず死ぬ。これは紛れもない明らかな客観的事実である。そう「人生は死ぬまでの暇つぶし」と私は思っている。科学的に言えば、生命の記号群であるDNAは精子と卵子が結合し受精した瞬間から死に向けて時を刻み始める。ある細胞はアポトーシス(apoptosis)で自ら死を選び、別の細胞は傷害により死滅(necrosis)する。成長を止める細胞もある。千差万別である。遺伝子にはあらかじめ死がプログラムされているのである。36憶年という時間をかけて生命は「死の機構」を進化させてきたのである。この機構とは如何なるものか。老化と死の宿命を免れる術はないのか。こんな疑問に素直に答えてくれるのは本書の著者である柳澤桂子女史が答えてくれる。彼女は何といっても分子生物学の先駆者でもあるからだ。



目 次
第1章  死―見るもおぞましきもの
第2章  人間はいつ死を知ったか
第3章  生の終わりの多様性
第4章 死を考えるための生命の歴史
第5章  死の起源と進化
第6章  細胞分裂と細胞死
第7章  性と死
第8章  死に向けて時を刻む
第9章 すりへってゆく生命
第10章 死とは何か
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村上春樹氏が書いた雑文69編、デビュー小説「風の歌を聴け」新人賞受賞の言葉、エルサレム賞スピーチ「壁と卵」などを始めとし、人物論、人生論、翻訳論、小説家論と話は多岐にわたります。まず小説家としての僕の定義を村上春樹氏は次のように語っている。

小説家とは何か、と質問されたとき、僕はだいたいいつもこう答えることにしている「小説家とは、多くを観察し、わずかしか判断を下さないことを生業とする人間です」と。

これを物語の創造として詳しく説明する。


良き物語を作るために小説家がなすべきことは、ごく簡単に言ってしまえば、結論を用意することではなく、仮説をただ丹念に積み重ねていくことだ。我々はそれらの仮説を、まるで眠っている猫を手にとるときのように、そっと持ち上げて運び、物語というささやかな広場に真ん中に、ひとつまたひとつと積み上げていく。どれくらい有効に正しく猫=仮説を選びとり、どれくらい自然に巧みに積み上げていけるか、それが小説家の力量になる。


「壁と卵」と題するエッセイでは、小説家が人々から賛辞を贈られ、高い評価を受ける理由を次のように説明しています。

小説家はうまい嘘をつくことによって、本当のように見える虚構を創り出すことによって、真実を別の場所に引っ張り出し、その姿に別の光を当てることができるからです。

そして村上春樹氏が小説を書くときに、常に頭の中に留めていることは、

もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます。

ということだそうだ。つまり小説を書く理由は「個人の魂の尊厳を浮かび上がらせ、そこに光を当てるため」ということです。

村上春樹 雑文集(新潮文庫)
村上春樹
新潮社
2020-07-03


 
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ヒトの発がん仮説にがん幹細胞(cancer stem cell)理論がある。これは、がん細胞のうち幹細胞の性質をもった細胞で、幹細胞の性質をもったごく少数のがん細胞(がん幹細胞)を起源としてがんが発生するのではないかという仮説をいう。腫瘍組織にも、正常組織と同様な幹細胞が存在し、自己複製能力を持ち、抗がん剤や放射線治療に対する抵抗性がある。つまり生き残る。1個のがん幹細胞が生き残れば、転移や再発も起こるわけである。一般のがん細胞は細胞分裂を常時繰り返しているが、がん幹細胞は必要な時期が来るまでは寝ている。だから治療抵抗性なのだ。

 さて、基礎医学研究者である著者の山崎裕人先生は、まず「医学の歴史」についてこう説明する。

  医学の歴史とは、「病と紛争の戦記」と言い換えることができるだろう。戦争は、自己の生存のために敵を殺すという「悲劇」だ。一方病気は、平和な時代でも容赦なく人命を奪ってしまう「災い」である。ゆえに歴史とは、生存への飽くなき執着によって築かれたものなのだ。

これは自己保存や種保存のために、自己と非自己を区別して、病気と戦う記録が医学の歴史ということだろう。国益と国益を賭けての戦いが戦争であり、政治は武器を使わない戦争ともいえる。さらに続けて著者は、死の恐怖からその闘いをやめられないと、次のように述べている。

  死への恐怖は人間の根源的なものであり、古来人々は「不老不死」を願った。中でもがんは「病の皇帝」と呼ばれ、今もなお、人類はその闘いをやめることができない。

中国の秦の始皇帝も、不老不死の妙薬を求め、国内各地で探させたという逸話が残っている。死の恐怖つまり生への執着は、いつの時代も同じである。始皇帝は、最後に水銀を飲んで命を落とすことになるのではあるが。
  
  



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新型コロナウイルスウイルス感染症(COVID-19)によって、2019年末から2020年12月の現在まで日本の生活様式は大きな制限を受け、医療崩壊と経済活動がほぼ完全に止まっているといえます。本著の著者である河添恵子先生にたまたまお会いする機会があり、この本を謹呈していただきました。日本のマスコミも事実を日本国民に伝えているようは思えません。日本が崩壊するのを望んでいるかのようです。
理由を河添氏は次のように書いています。

日本のマスメディアは中国に忖度しているどころか、完全に乗っ取られている。なぜか?それには「日中記者交換協定」の存在がある。日本の新聞社は、中国側が条件とした「政治三原則」を守らなければ、中国に記者を常駐できない。三原則とは、
「中国を敵視しない」
「二つの中国をつくる陰謀に加わらない」
「日中国交正常化を妨げない」
テレビはもはや完全にアチラ側の支配下にある、と言っても過言ではない。

米国議会とトランプ大統領は、2020年3月26日に法案を通過させ署名して、台湾を事実上の「国家」として認めています。中国共産党は、香港やウイグル自治区の人権を認めないのですから、言わずもがなです。台湾有事や日本有事の備えて、中国軍の配備を行ってもいるようです。

中国の武漢から始まったパンデミックの原因であるCOVID-19は、「それは生物兵器だった!?」のです。ウイルス名はSARS-COV-2であり、名前から分かるようにSARSの遺伝子も含んでいることが分かっています。これがコウモリから自然発生したウイルスでないことは明らかでしょう。少なくとも遺伝子の人工的改変が行われているのですから、武漢にあった2つのウイルス研究所から漏れたと考えるのが筋です。WHOの査察も終わらないうちに、これらのウイルス研究所は閉鎖されています。

軍拡、挑発的行動、さらには世界に「武漢ウイルス」をまき散らして平気な顔をしている隣国に対して、「平和」「安心安全」が常套句のマスメディアは態度を変えることなく、後生大事に三原則を守っている。

マスメディアだけではありません。官僚や政治家も中国に忖度している可能性があります。中国人がマスクを独り占めしているときに、毒マスクと感染防護服を中国へ送っている親中政治家もいましたね。日本は早くサプライチェーンを中国なしに回るようにしないといけないと思います。中国共産党は日本を共産党国家にしたいのですから。



中国人の世界乗っ取り計画
河添恵子
産経新聞出版
2013-12-20




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謹賀新年

謹んで新春のお慶びを申しあげます。
今年も読書三昧にて知恵を身につけ、仕事や講演活動に
励んで生きたいと思っております。
引き続きご指導ご鞭撻のほどお願い申しあげます。
                           2021年元旦
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 解離性大動脈瘤は、背部痛などで急激に発症し緊急手術の対応となります。一般には開胸手術が行われオープンステント挿入術が実施されます。この場合には、既成のステントを挿入することになります。一方、未破裂の解離性大動脈瘤が分かっているときは、コンピューターによる3次元画像処理によるオーダーメードのステントを作製することができます。この時には、カテーテルによるステント挿入が可能となります。

 


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面白くて一気に読み終えました。人類がアフリカで生まれて世界中に広がったように、現在の新興感染症の多くも、アフリカ大陸の密林から始まり全世界に拡散しているのは事実のようです。感染症の歴史は、人類史とパラレルにあるという。さらに難問は、広がって行く過程でウイルスは大きく変化していく。中国の武漢市から始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルスも約13日で変異しているという。

一部は人のDNAに組み込まれたウイルス遺伝子もあります。中には感染力を大きく増幅させるウイルスが生まれます。観光立国を目指している日本では、世界中から観光客を迎え入れている。感染爆発がいつ起こっても可笑しくない状況であった。自己防衛のために一読をお勧めします。


【目次】
まえがき――「幸運な先祖」の子孫たち

序 章 エボラ出血熱とデング熱――突発的流行の衝撃
1.最強の感染症=エボラ出血熱との新たな戦い
2.都心から流行がはじまったデング熱

第一部 二〇万年の地球環境史と感染症

第一章 人類と病気の果てしない軍拡競争史
第二章 環境変化が招いた感染症
第三章 人類の移動と病気の拡散

第二部 人類と共存するウイルスと細菌

第四章 ピロリ菌は敵か味方か――胃ガンの原因をめぐって
第五章 寄生虫が人を操る?――猫とトキソプラズマ原虫
第六章 性交渉とウイルスの関係――セックスがガンの原因になる?
第七章 八種類あるヘルペスウイルス――感染者は世界で一億人
第八章 世界で増殖するインフルエンザ――過密社会に適応したウイルス
第九章 エイズ感染は一〇〇年前から――増えつづける日本での患者数

第三部 日本列島史と感染症の現状

第十章 ハシカを侮る後進国・日本
第十一章 風疹の流行を止められない日本
第十二章 縄文人が持ち込んだ成人T細胞白血病
第十三章 弥生人が持ち込んだ結核

終 章 今後、感染症との激戦が予想される地域は?

あとがき――病気の環境史への挑戦





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自己実現しながら、個人と組織が成長していくことを企業理念として掲げていく必要があると思われます。従業と顧客に支えられていくことがなければ、企業としての持続的発展はないのではないでしょう。「基本と原則に反するものは、例外なく破綻する」のドラッカーの言葉通り、マネジメントの基本を忘れた組織の現状について本書は書かれていますね。

社会人MBAを受講していた際にも、ある教授が「何のモデルに基づいて経営を行うのか」と問いかけていました。「理論と実践」において、自己の判断基準となるモデルがなければ評価もできないということです。

ドラッカーは、専門技術を持った職人つまり専門職に対する応対の仕方についても語っています。たとえば、医師や看護師の職制と一般事務の職制をどうバランス良く管理していくかを考えさせてくれます。現代の組織にも当てはまることを指摘してくれています。


目 次 

1 マネジメントの使命
 企業の成果
 公的機関の成果
 仕事と人間
 社会的責任

2 マネジメントの方法
 マネジャー
 マネジメントの技能
 マネジメントの組織

3 マネジメントの戦略
 トップマネジメント
 マネジメントの戦略
 マネジメントのパラダイムが変わった

マネジメント[エッセンシャル版]
P F ドラッカー
ダイヤモンド社
2012-09-14





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